好き嫌いの弊害

 

色々な食材や料理がある中で

中には好きなもの、嫌いなもの

が出てくるのは人間である以上自然のことと思います

 

ですが、美味しい料理を作れるようになるためには

極力好き嫌いはない方が良いと思っています

 

好き嫌いはがあるとどうしても無意識にバイアスがかかって

しまいますので自然と避けている自分がいます

 

好き嫌いを判断する前に(アレルギーやその他の特殊要因は別になります)

まずは、

本当にその食材の持つ味をしたものを購入しているか?

使い方はあっているか?

下処理や調理方法はしっかりやっているか?

などを確認する必要があります

 

例えば、大根にしても

選び方はあっているか?

煮物に向く部分とサラダに向く部分など使い分けているか?

下ゆでなどの工程をやっているか?そのやり方はあっているか?

などを踏まえて判断することが大事です

 

最初から『なになに』は嫌いだからとか得意ではないから

などの理由で決めてしまうのは

そのもの本来の味を自分自身が知らずに

見よう見まねで作ってみたものの

『作ってみたけど美味しくできなかったから』

『この間買って食べたけどやっぱりあまり美味しくなかった』

など本来の味ではないものを食べて判断している

可能性も否定できません

 

僕は、得意不得意を判断する前に、

まずそのものは本物か?

を見極めるように、調べたり色々食べ比べたりして

それから判断するようにしています

 

そうすると、大抵、本物の味がするものと

そうでないものがあり

そうでないものを食べると美味しくないな

と思いますが

本物を知っていれば美味しいものがあることがわかって

いますので嫌いというふうにはなりません

 

僕は普段、スーパーなどで小松菜を購入することは

まずありません

仮に、僕がスーパーで売っている小松菜しか食べたことが

なかったら小松菜は嫌いという判断をしていたでしょう

筋が強くえぐみもあり硬くて微妙、料理としても使いずらいなー

と感じていたと思います

 

でも、栄養豊富でしっかりした畑で有機栽培で育てられた

採れたての小松菜を食べた時、

筋を全く感じず、柔らかくて甘い、美味しい!

『これ小松菜?』

『全くの別物』

ということを知り、

それ以来判断は本物を食べたり経験した後でないと

してはダメだと気づきました

 

食材選びや作る料理も一緒、

よく調べなかったり

見よう見まねで作ってみたり

間違った食材選び、使い方をして

好き嫌いの判断をしているようでは

進歩することは難しく、

時には苦手だと思えるものも一緒に学んでみる

くらいの気持ちのゆとりがなければ

新たな気づきも生まれず料理技術の向上は

ないでしょう

 

美味しいものに巡り合えたり

作れるようになるには自分への投資は必須です

 

できる限り自分にバイアスをかけず

フラットな気持ちで接してみる

 

好き嫌いは進歩の妨げになることは

料理においては疑いようがない事実だと思います

 

 

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